
こんにちは、久しくこのサイトの更新をしてませんでした。
ずっと趣味で取り組んできたポケモンスカーレット・バイオレットのダブルバトルにおいて今回、PJCS2025予選第2回で62位で予選抜けを果たす事が出来ました。
普段、ポケモン界隈では「ポポちゃん」というHNで取り組んでおり、noteに書くくらいならなぁと思い、こちらのブログに残すことにしました。
予選第1回目期間中は家族旅行に行ってたので、1日目に潜りはしたものの照準は初めから第2回に向けていた事から是が非でも今回抜けるんだという強い気持ちで臨んだ結果が実を結んだので喜びもひとしおです。
私自身、妻子持ちアラフォートレーナーの視点で構築経緯と取り組み方を中心に紹介します。同じ境遇の子持ちトレーナーや取り組み方を見直したい方に参考になれば幸いです。
レンタルチーム

構築経緯
レギュレーションG環境の取組み/黒馬バドレックスとの別れ
これまでレギュレーションGが解禁されて以降、壁+ピッピを使った黒馬バドレックス軸で戦ってきた。
レギュレーションGが再開した2025年1月の1ヵ月間取り組んだ結果、以下3点を痛感し、やむなくしばしの別れをすることを決意。
【黒馬を手放した理由】
①黒馬ピッピ軸では黒馬をとにかく守る動きが重要となり、不意の初見殺しで試合を崩されることが非常に気になった点
②黒馬ミラーで安定した勝利をつかむことができない点
③環境下一番多い、水ウーラオスが黒馬よりも上からしばいてくるケースに本当に対処できなかった点
個人的な伝説ポケモンの所感
物理アタッカー全般
威嚇によるAダウン、鬼火による火力減衰対策が面倒。火傷を嫌って炎テラスをするにも水ウーラオスが面倒になる。
白馬バドレックス
これまでトリックルームパーティを触った事ない都合、1ヵ月で練度を高めるだけの自信がない。
また、壁+ピッピを使ってて、相手をなぎ倒して白のいななきを発動させないと火力UPは難しいと痛感。あと回復手段がほぼない為、居座らせるとしたら要介護な点も気になった。
ザマゼンタ
ワイドガード、守るの読みが非常に面倒。居座りが前提である一方回復リソースがないし、やけどでサポートに成り下がる印象も拭えない。
コライドン
ハバタクカミ、ミライドン、エルフーンを前にすると、テラスを黒馬並みに強いられる点が気になる。
カイオーガ、グラードン
主力技の命中不安定が予選には不向きと判断。また天候の書き換え合戦が手間がかかる。
ただ、カイオーガは今後増えると予想。一方、グラードンは環境に多い白馬に不利すぎると判断。
参考:ランクマッチにおけるカイオーガ使用率:2025年2月1日時点24位、2月2日以降ほぼ20位をキープ(伝説使用率4位)
ミライドン
こだわりメガネ、こだわりスカーフなどの技固定が主流。
視点をずらす意味で隠密マント瞑想に可能性を感じるものの、参考となるような情報がネットに転がってないのがネック。
隠密マント瞑想ミライドンとの出会い
本当に隠密マント瞑想ミライドンを使った猛者がいないか悩んでいた矢先、2024年末開催の第6回さくまオフで知り合ったキムチさんが隠密マント瞑想ミライドンで予選抜けをし、構築記事を公開していた事から参考にさせてもらうことにした。
【構築記事リンク】
https://note.com/kimuchi_pokemon/n/n340d610d7606
なお、各ポケモン毎の立ち回りを書きたいところだが、ベースを作ってくれたキムチさんが立ち回り部分を有料記事にしている事も踏まえ、ここで書くのは差し控える事ご了承いただきたい。
出来ればキムチさんの有料記事もご購入いただいた上で、彼の考える動きと異なる点も多々あることから気になる方は私のXにDMください。
キムチさんの構築をベースとし、ミライドン、炎オーガポン、ガオガエン、ピッピまでは採用が確定、あとは壁張り役とテツノブジンの自由枠をどうするか悩んだので経緯を記しておく。
ヤミラミ→オーロンゲ採用の経緯
自分の中でヤミラミよりもオーロンゲの方が信用度が高いと感じていた。理由は以下3点。
①耐久が高い。猫だまし・挑発を気にしなければ、両壁をほぼ貼れる。
②主にハバタクカミ、水ウーラオスからの挑発被弾時、置物にならない可能性が高い。
③黒馬対面で強気に出られる。
何よりも私の価値感上、耐久指数がヤミラミより高い点が、猫だましを撃たれて壁が貼れないというストレスよりも勝った点が大きい。
また、ノーウェポンだと相手にバレた瞬間に放置プレイをされる点はヤミラミ、オーロンゲ共通していた事、また構築上、非常に重たい化身ランドロス対策をキムチさんに聞いた中で「ヤミラミの運用は相手の動きを読む練度が必要」との回答をもらい、残り時間でヤミラミを理解するよりは、これまでレギュGで黒馬を救ってきた点を加味し、オーロンゲを継続採用することとした。
ソウルクラッシュで最後っ屁をかます点、挑発を積極的に打ってモロバレル、ガラルマタドガス、ピッピや黒馬の積みを阻止する動きからオーロンゲを評価をしている点付け加えておきたい。
電磁波を嫌ったのは10%の命中外しを撃つくらいなら、挑発を撃つ方が確実性と汎用性が高いとの判断からきている。とにかく安定した勝ちが必要なPJCS予選でギャンブルに走る理由は不要である。
なお、アルベガミライドン軸対面で両壁を貼る都合、ミライドンの急所以外初手妖テラマジシャで落ちないのでそこは要相談。
テツノブジン→セグレイブ採用の経緯
テツノブジンが色々できる点は評価してるが、Dの低さが気になる点とミライドンが倒された場合のセカンドチョイスを炎オーガポンに一任させるのは少々荷が重いと思っていた。
よってアタッカー枠にすべきという結論に至った。
当初は汎用的にチョッキテツノカイナを使用していたが、構築の偏り上、化身ランドロス、タケルライコを呼びやすく、また環境に少ないとは言えグラードン対策がほぼできていない事が非常に気になった。
また、瞑想カイオーガ軸の場合、草テラス運用をしている事がほとんどで、できれば炎オーガポンだけでなく氷ポケモンでカバーしたい思いが強かった。
その状況下で氷タイプかつアタッカー枠で誰を採用するか非常に悩ましい状況だった。
案①:パオジアン
ただでさえ耐久運用をさせているのにBダウンの状況及び、悪3枚は少々やりすぎ
案②:テツノツツミ
襷運用なら行動保障はあるものの、タケルライコを呼び寄せて居座らせる可能性が高まるため却下
案③:マンムー
採用率上位圏外ながら、パラボラチャージの巻き込み無効となる点魅力だった。
一方紙耐久なのに、Sが遅い分パオジアン以上に何もしなかった。
案④:セグレイブ
もともと2024年PJCS予選でメイン軸として採用しており、以下を評価し再雇用することとした
・実はモロバレル並みの耐久力である点
・物理アタッカーなのに火傷する心配がない点
・ゴリランダーより高いSで上からしばける点
・環境に多い、白馬やカイオーガにある程度強気に行ける点
以上から6匹が完成した。
ポケモン紹介
キムチさんの構築と変更している点を中心に紹介する。
ミライドン

この構築の要。
調整意図はキムチさんの案をそのまま採用してる為、説明は割愛する。
守るが欲しいなぁと思う場面も多々あったが、こだわり系ではない事を示唆させてしまうので、この技構成でよかったと思っている。
炎オーガポン

調整意図
A200水ウーラオスのステラ水流連打を確定耐え
壁込みでC205メガネミライドンの流星群を確定耐え
S:準速テラパゴス抜き
(ネットに転がっていた情報をそのまま流用したものの、引用元をメモするのを忘れてしまった)
ウッドホーン→きあいだめに変更した背景
合体寿司をどうするか問題と、どうしても瞑想カイオーガやテラパゴスの取り巻きとしているガオガエンによるサイクル戦に持ち込まれると弱体化されてしまいがちな点が気になった。
「いっそツタこんぼうワンウェポンで問題ない」という判断から、確定急所を狙う形をとった。
火力不十分の中、焦ってテラパゴスにテラスタルを誘発させる場面も多く、その間にミライドンで瞑想を積ませて勝ちに持っていく場面が多かったことも加えておきたい。
ガオガエン

性格を変えた経緯
壁下であれば、ザマゼンタのボディプレスを耐える事から、性格をなまいきにしても問題ないという判断。
当初は「しんちょう」にしてたが、ガオガエンミラーの時に引き先(特にミライドン)に捨て台詞や「はたきおとす」が決まってしまう事が多かった都合、Sを下げることにした。
なお、S0にしなかったのはポケモンGOから転送した色違い個体がS0ではなかったから、限りなくS個体値の低いものを採用した点ご了承いただきたい。
鬼火→吠えるにした経緯
MAX45戦やることを考えると鬼火を外す確率15%で試合を決められて精神崩壊してしまうくらいなら、別のリソースに割いた方がいいと考えていた。
何度も言うが、PJCS予選にギャンブルは不要である。
また、積み黒馬を握っているうえでイヤだと感じたのが以下2点から、相手にされてイヤだと思った事を自分がやることにした。我ながらとても性格が悪いと思う。
【隠密マント黒馬がやられてイヤだと思ったこと2選】
・オーロンゲやハバタクカミによる電磁波
・ガオガエンの吠える
ピッピ

Bぶっぱにした経緯
ピッピを使う場面はほぼ物理アタッカー(白馬、ザマゼンタ、グラードン、コライドン、ウーラオスあたりを想定)対面における保険であることが圧倒的に多かった事からに起因する。
おさきにどうぞ→アンコールにした経緯
おさきにどうぞを撃てる場面はトリックルーム下限定の話である点、また白馬対面でトリックルームを撃ってくる事は稀だった。
また仮にトリックルーム下でも怒りの粉やこの指とまれに吸い込まれることが多く、アンコールを撃って相手の動きをロックする方が有効であると思ったのが背景。
なお、キムチさんの構築の場合はヤミラミが担当すると推察するが、ヤミラミはいないのでやむをえない。
地面→水テラスにした経緯
水ウーラオスの水流連打受けやザシアン、ザマゼンタを意識してごく稀に切ることがあった。
元々は黒馬軸の時に上記状況で使えるといいなと思い、それをそのまま採用した形。
オーロンゲ

調整意図
HB:水ウーラオスの水流連打を確定耐え
S:ガラルマタドガスより早く動けることを意識
D:余り
ゴーストテラスは絶対に壁を貼る必要がある場面での猫だまし封じを意識。
セグレイブ

最後のワンピースとなった補完アタッカー。
調整意図
B=D、かつAに振りながらも耐久指数が高くなる努力値振り。
S:準速85族抜きを意識し、ぶっぱ
A:上記の余り、かつ限りなく火力を上げる
H:余り
氷柱落としを要求される場面で外しては意味がないので、いかさまダイスで氷柱針を撃った方が威力・安定感共に取れる事が採用理由となってる。
また、巨剣突撃の反動よりもリスクは小さい点と、いかさまダイスのシナジーがある点から、この構築唯一の命中不安定技であるスケイルショットを採用。
毒テラスはウーラオスのインファイトやハバタクカミを意識しているが一度も切る事はなかった。
PJCS2024予選敗退からの取組み 振返り
PJCS2024予選敗退以降、ポケモンに対する取り組みを根本から見直さない限り、予選突破は難しいと判断した。
以降は子供がいながらも社会人として対応出来たことなので、悩んでいる方は参考までにご一考ください。
1.朝型に変える
夜に取り組んでいると際限が無く潜ってしまう事は客観的に自分を見て問題視していた。
また、残業は基本しないが、家族との時間に左右される事から、1日の初めにランクマに潜ったり環境考察する事で誰にも邪魔されない自分の時間を確保しつつ、規則正しい生活を送る事が人間的にも有効だと思った。
なお朝5時に潜り、6時になったら10kmジョギングするという生活を送っている。
10kmジョギングは20年以上続けているので全く苦ではない。
習慣化することの重要性と自分にとって重要な事は1日の始まりである朝にやりきる事をここでは訴えたい。
しかしながら2025年1、2月は6時以降も潜っていた事があり、走行距離が落ちた事を付け加えておく。
この点は猛省したい。
2.環境把握を自分の視点でまとめてみる
リバティノートやポケモンバトルデータベース、しゃちpokeサイトなどデータをまとめてくれているサイトが多数存在するものの、見て終わりでは非常に勿体ないと思った。
データから得た気づきを自分の言葉で言語化すること、また被りポイント(通称KP)を把握するうえでは自分の手でExcel等を使ってまとめた方が気づきを得やすいと感じた。
第1回予選突破構築を自分でまとめてみて、KPやトレンドからミライドン軸でいこうという判断に繋げる事が出来た。
3.火力指数/耐久指数表の作成と数値暗記
2024年のポケモン界で大躍進したと思うのがWCS2024でベスト64になったケビンさんである。
彼が躍進するために取組んだ事を彼自身が語ってくれた動画があり、その中でも衝撃だったのが自分のパーティの火力指数と耐久指数を暗記している点だった。
1ターン45秒という選択時間の中で適切な選択をすることが出来る土台となってる事から自分もできない事はないと思い真似することにした。
あとは電車での移動時間などスマホを触る時にはダメージ計算ばかりしていた。
ここでは、出来る人の真似をすることの重要性を訴えたい。
4.近づける/遠ざけるポケモンの一覧作成
これは今回、セグレイブを採用するまでに至った手法になる。
ポケモンバトルデータベースのポケモンランキングを使って、上位60位ぐらいまでのポケモンを対象に自分が使ってるポケモン1体1体、相手目線で選出したくなるポケモン(ここでは「近づける」と表現)、選出を渋るポケモン(ここでは「遠ざける」と表現)の整理をして、不足している部分の補完枠を導き出した。
相手目線に立つ事で、選出時間の「誰を出してくるだろう」というトレーニングにもなるのでお勧めしたい。
5.記録と振返りの実施
もともと、キャプチャーボードに繋げて、非公開のYoutubeライブをしながら録画していたが振返りを行うという点でどこか面倒くささがあった。
バトメモを使えば自動でパーティを記録してくれるし、リアルタイムでそのポケモンの上位トレンドを表示してくれるので非常に助かった。
振返りメモも付いているので一言付け加えるだけで十分なデータが集める事が出来る。
なお、岩オーガポンはリオル、ザマゼンタはアーマーガア、レジドラゴはヤトウモリとして認識されてしまうため、バトメモ運営の皆様見ていれば改善に繋げていただけるとありがたい。
特に、「なぜ負けたのか」「次どうするか」を振返り言語化する事がレベルアップに繋がると痛感した。
今回の第2回予選中に「ミライドン+寿司をどう対処するか」を考えた時に相手パーティにサーフゴーがいるか否かで対応を変える事に気づけたきっかけにもなった。
6.有料記事でもいいから構築記事を読み漁る
PJCS2025予選第1回目が終了した後に有料記事の是非が界隈で話題になったが、私の意見は
「PJCS本戦、WCSに出場するためなら有料記事は必要投資」である。
社会人だから出来るんだよ!という意見はありそうだが、自分の目標は「WCS2025出場」だし、その目標達成の為なら、出来る限りの投資は最優先で行いたいと考えている。
たかだかワンコイン以下だから、スタバやコンビニのコーヒーを1杯我慢する事で情報を得て目標達成に1歩近づくのであれば、全然安いと思う。
そもそも、ポケモンバトルは情報戦である。
なお、個人的にしっかり読むのは構築経緯と、自分が使ってるポケモンと対峙した時の立ち回り。
対戦相手の視点を知る上で非常に有用なツールだと思う。
7.最後まで諦めない。少ない勝ち筋を拾いに行く。
最後の最後に根性論やスピリチュアルな話を出して非常に申し訳ないが、今回予選突破出来た一番の要因はこれに尽きると信じている。
1日目 8勝7敗(うち運負け4敗)でスタートして絶望したが、最後まで自分は「今回予選突破できないんじゃないか?」という思考は捨てて「絶対に予選突破する」という気持ちを持ち続けた。
3月3日の明け方2戦 闘って、予選突破を確実なモノに出来たのも最後まで諦めなかったからだと思ってる。言霊は大事だと思うので、普段から手帳などの見える所に書いて自分の最優先事項を忘れないようにしたい。
以上となります。
非常に長文となりましたが、皆さんの予選突破の参考となればうれしいです!
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